2021/08/12 10:34

8月6日広島のref.というギャラリーへ行った。
福岡の額装屋さん spot frame worksの展示があったからだ。
わたしの写真作品も額装してもらった、とてもセンスのいい矢部さん。センスのいいというのはただかっこいいというだけでなく、深く思考していて意見を持っているということだと思う。

spot frame works 矢部さん;普段は額装家としてアーティストを支える側であるが、今回は額装を作品として制作するアーティストとして展示をしている。

Exhibition at ref.
「99 PERCENT MARGIN」


初日、8月6日金曜日広島
この作品に心打たれた。

YES, MORE HIROSHIMA

わたしなりの解釈はこうだ。
ノーモアヒロシマ 多くの人が耳にしたことがあると思う。日本語英語的ではあるが広島の悲劇を繰り返さないように、という意味。

YESとすることで広島での悲劇を受け入れ、コレから広島を日本を世界を作っていくのは我々であり、どう未来を作っていくのか我々の手にかかっている。そういうふうに捉えられた。
否定の言葉よりも肯定の言葉を使う。その肯定の中には未来への希望や願望も含まれているのではないかと思う。

あれはダメというよりも、こうしていこうよ!というような。

その横に展示されていた作品はこちら。


敢えて自分が映り込むように写真を撮った。
わたしが2021年の8月6日に広島にいたという事実を肯定するために。
わたしたちは生きて2021年8月6日を迎えた。広島を知っている。広島に来たことがあろうとなかろうと世界の人は広島を知っている。広島の悲劇を知っている。

過去に学び未来を作ることができるのは生きているわたしたちだ。


シンプルな言葉を刻んだ作品群は写真ではその迫力を伝えきれない。ここにいて、感じて、考えて、夏の暑さ、太陽の光、空の青さ、そういった物も含めて作品が完成するように思った。

ライブのような展示会でした。